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【レポート】MadeinSerigaya パークミュージアムラボ #1「“〇〇したい”を叶える公園の使い方」開催!

2020.03.25

去る2月22日、町田市立国際版画美術館にて、芹ヶ谷公園の再整備に関心のある市民のみなさんと、交流ミーティングイベント「パークミュージアムラボ #1」を開催しました。

小田原市や豊田市などで、まちの人と一緒にまちの中に居場所をつくる「プレイスメイキング」を実践してきた有限会社ハートビートプランの園田聡さんをゲストにお迎えし、みんなで活発な意見交換も行ったこの日の様子をレポートします!

【この日のイベント内容】

・プロジェクト「Made in Serigaya」のご紹介/町田市
・公共空間を楽しく使う「プレイスメイキング」講演/園田聡さん
・「芹ヶ谷公園で“○○したい”」アイデアワークショップ
・交流会

芹ヶ谷公園再整備プロジェクトの現在

芹ヶ谷公園を再整備し、新しい文化創造・発信の場「芸術の杜」にしていこうというプロジェクトが少しずつ進んでいます。プロジェクトのコンセプトは「パークミュージアム」。芹ヶ谷公園の自然環境や、敷地内にある市立国際版画美術館、新設予定の(仮称)市立国際工芸美術館などの芸術施設は大切にしながらも、単なる芸術作品鑑賞の場所というだけでなく、利用者みんなが公園のいたる所で主体的にさまざまな文化活動を楽しめるような場所へ進化させようとしています。

この再整備を従来のように行政・専門業者・一部の関係者だけで行うのではなく市民と一緒に進めていこうと、町田市はみんなが自由にアイデアや意見を提案できる共創プラットフォーム「Made in Serigaya(メイドイン芹ヶ谷)」を開設。2019 年9月からイベントを継続的に開催し、多様な参加者の声を取り入れた公園づくりに取り組んでいます。

>>誰もが意見やアイデアを伝えられる「Made in Serigaya」とは?詳しくはこちら

2020年1月26日に芹ヶ谷公園の多目的広場で開催した実証実験第1弾「FIRE MEETING」では、焚き火を囲んで、近隣住民や遠くから遊びに来た人など多様な参加者が交流。同日に、池のあるゾーンでは桜美林大学の学生による光のパフォーマンス、国際版画美術館では町田市内の小中学生の作品や江戸切子の展示も開催。芹ヶ谷公園のあちこちで多様な文化活動が繰り広げられ、未来の「パークミュージアム」を彷彿とさせる1日となった。

2019年のイベントでは、多世代に渡る市民から芹ヶ谷公園の現状の魅力や課題、活用アイデアが数多く挙がりました。それを受け、2020年のイベントでは、市民から出てきた活用アイデアの中のいくつかを実際に小さく試してみる「実証実験」が始まっています。

この実証実験を繰り返しながら、みんなの「芹ヶ谷公園で〇〇したい!」を育てていき、2020年7月(開催日未定)には、そうした活動の発表の場として「パークミュージアムフェスティバル2020(仮称)」を開催しようという企画があります。その実現に向け、Made in Serigayaでは、「一緒に取り組んでみたい!」「自分も芹ヶ谷公園で何かやってみたい!」という意欲ある市民の参加を募集中です。

>>「パークミュージアムフェスティバル2020(仮称)」に参加しよう!詳しくはこちら

公共空間にみんなの活動の場をつくるために

園田聡(そのださとし)さん/有限会社ハートビートプラン所属、認定NPO法人日本都市計画家協会理事。官民連携による公共空間活用の実践者でありコンサルタント。2019年6月に著書『プレイスメイキング〜アクティビティ・ファーストの都市デザイン』(学芸出版社)

プロジェクトのこうした流れの中で、この日のイベントでは、園田さんから公共空間の活用について、実際の事例を交えながら「活動ありきの居場所づくり」についてお話をしていただきました。

「プレイスメイキング」とは?

写真提供/園田聡さん。米国ポートランドのまちで見られた「パブリックライフ」の場面。

私たちが望む「楽しいまち・面白いエリア」の姿を改めて考えてみると、大イベントがたくさん行われている場所というよりも、日常的にみんながそれぞれ好きな活動をしたり、くつろいだりしながら、自然に交流・交差する「パブリックライフ(公共生活)」を楽しんでいる場所なのかもしれません。

そしてこのような状況は、人口密度の低い田んぼの真ん中ではなかなか起こりづらく、ある程度の「余白」と「密度」を合わせ持つ場所だからこそ生まれる、と園田さんは言います。

ヒト・モノ・コトとの偶然の出会いから生まれるこのようなシーンをまちの中につくるために、園田さんが実践・提示しているのが「プレイスメイキング」という都市デザインの手法です。

「空間」ではなく「居場所」をつくろう

写真提供/園田聡さん

「公園や建物ができたからと言って、必ずしも使われる場所になるとは限りません。せっかくつくるなら『居場所』だと思ってもらえるようにつくりたい。そのためには、まず活動ありきで、それをするための最適な形として場所をつくりましょう、というのがプレイスメイキングの考え方です」と園田さん。

私たちが魅力的だと感じる場所には、1ヶ所に10個くらいのアクティビティ(活動)があるそうです。例えば、コーヒーを飲んでいる人、本を読んでいる人、遊んでいる子ども、おしゃべりしている人など、一つの場所に多様な活動が密集して点在していると面白くなる可能性が高く、これを園田さんは「Power of 10(パワーオブテン)」と表現しています。

芹ヶ谷公園でも、さまざまな活動が公園内で10個くらい同時に起こっていると「面白いよね」という雰囲気が出てきて、さらにそういう個性的なエリアがまちの中に10ヶ所くらいできてくると、「町田って面白いよね」と、より大きな単位の魅力になっていくそうです。

あそべるとよたプロジェクト

園田さんがプレイスメイキングの手法で関わった、愛知県豊田市の「あそべるとよたプロジェクト」の公式サイト

園田さんが実際にプレイスメイキングの手法で公共空間を活用し、まちに賑わいをつくった事例の1つとして、町田市と同じくらいの人口規模(約43万人)である豊田市のプロジェクトを紹介してくださいました。

豊田市は、名古屋鉄道「豊田市」駅と愛知環状鉄道「新豊田」駅の2つの駅を有し、その間がペデストリアンデッキでつながっています。駅の周りに百貨店や大型ショッピングビルが林立している点も、町田と似ているかもしれません。未来に向けてより魅力的なまちへ進化していくために、豊田市は駅周辺一帯を全面的に歩行者主体の空間へ変えていくことを決めました。その新たなまちづくりにおいて画期的だったのは、空間をつくることよりも先に、「空間を使うことから始めた」点です。

写真提供/園田聡さん

園田さんも加わったこのプロジェクトでは、まず駅周辺に点在する10個の遊休地(Power of 10)をピックアップすることから始め、これらの場所を「ここで〇〇をやってみたい!」と希望する人たちに、1ヶ月間、一定の利用料で貸し出す試みを行いました。

ここでの工夫は、全ての広場での活動を一括管理する事務局を設けたこと。実はこれらの広場の管轄はそれぞれ別々で、異なる行政の課や株式会社が管理していたため、一般市民にとっては問い合わせ先を把握することすら難しい状況でした。そこでこの試みの1ヶ月間だけは、利用料金や申し込み方法を統一し、全広場を一括管理する事務局に連絡すれば使える広場をご案内する仕組みにしました。

そして「あそべるとよたプロジェクト」と銘打ち、これらの広場であそびたい人・使いたい人を募集したところ、なんと1ヶ月間で30を超える希望者や団体が申し込んできたそうです。

パンクロックイベントもやってみた

写真提供/あそべるとよた推進協議会

希望者による広場活用の実験として、半地下の広場では「本物のアンダーグラウンドを見せてやる」を合言葉に、パンクロックイベントも思い切って開催してみました。これは案の定、近隣から苦情が寄せられ、行政を含む事務局メンバーが謝罪やフォローに追われましたが、まずはやってみた、という点に価値があります。

ペデストリアンデッキにバーを設置

BEFOFE

写真提供/園田聡さん

AFTER

写真提供/あそべるとよた推進協議会

写真提供/あそべるとよた推進協議会

また、豊田市の2つの駅の間を結ぶペデストリアンデッキには、まちでバーを営業している店主が、地元の工務店の力を借りてパレットやベニヤ板で簡易的な野外カフェバーを設置しました。すると、1日2万人もの人がただ通り過ぎるだけだったこの空間に、豊田市を訪れる外国人や女子高生などが1人また1人と座って楽しみ始め、ついには地元の人も参加してくつろぐようになり、多様な人々が集まる居場所ができました。とても好評だったため、翌年からは豊田市がコンテナを借りて場をつくり直し、実験的な活用期間が半年間へ延長されました。

そしてこのカフェバーをきっかけに、カフェバーのスタッフとして働いていた女の子が障がいのあるお客さんをもてなすために半年間で手話を完璧に覚えたり、カップルが9組も誕生したりと、まちの未来につながるうれしい成果もたくさん生まれたそうです。

サッカーもスケボーもBBQもできる広場

写真提供/園田聡さん

一方、駅から少し離れた所にあるほとんど人気のない広場においては、最初は地元の商店会や自治会に活用を促しましたが、地域が高齢化しているため自主的に企画・運営まで行うのは難しい状況でした。そこで、この場所を使いたいと申し込んできた人たちに活用や運営を考えてもらい、地域はそれを応援・バックアップするという方針で進めてみました。

集まってきたのは、子どもをもっと外で遊ばせたいママたちや、スケボー愛好家の若者たち、地元の木を使ってほしい森林組合、地元のサッカーチームを応援している経営者、屋外で囲碁をしたいおじいちゃんといった多様なメンバー。みんなで一緒に広場の図面を見ながら、それぞれが思い思いに楽しめる使い方を協議し、結論として、

・サッカーやスケボーができるコンクリートゾーン
・アウトドアができる土のゾーン
・起伏のある築山ゾーン

の3つのゾーンをつくり、固定の遊具は設置せずに、森林組合がつくった可動式の木の遊具をしまっておく倉庫を置いて活用するというプランが実現しました。それぞれのエリアには水と電気のインフラも整備し、焚き火やBBQなども自由に行えます。許可を取れば物品の販売や音楽を鳴らすこともOKにしました。

大切なのは「ルール」より「自治」

写真提供/園田聡さん

この広場では活用実験にあたって、一般的な公園などでは禁止されている活動をほとんどできるようにしましたが、利用者の方とは「まずは実験なので1回やってみましょう。ただし自由と責任は表裏一体。広場を使う1人1人が自己責任で、やっていいことと悪いことをしっかり判断し、人に迷惑をかけないようにしてください。もしそれを守れないなら、1つ1つやれることを禁止していきます」と最初に約束を交わしました。

利用を開始してみると予想以上に人が集まるようになり、隣町のスポーツショップの店員さんがスケボーのキッズスクールを開催するようになったり、自治会長と地元のスケーターが話をするようになったり、テーマコミュニティに属する人と地縁コミュニティに属する人が一緒に過ごせる場所、まさに「パブリックライフ」を楽しめる場所になりました。

この実験を通じて言えることは、この広場に本当に興味のある人たち同士で合意を形成し、自由と責任を理解しながら使うことの大切さです。そうすることでまちの中にハッピーな「居場所」が1つ増え、そこで繰り広げられるシーンがやがてこの広場の慣習となり「文化」となっていくのです。

芹ヶ谷公園にも、そんなシーンや文化が生まれると良いですね。

地域の人が、地域の資源を用いて、地域のために取り組む

園田さんは最後に改めて、活動ありきの居場所づくりの大切さについて触れました。

「公共の空間なんだから、マイノリティを排除するのではなく、その人たちの『居場所』をまちの中につくってあげることが大切。人それぞれの活動の受け皿となるような場所を公園や施設の中につくっていくことで、まちの中に居場所が増え、生活の質が高まり、『自分のいるまちは良いまちだ』という、まちへの愛着も生まれます。そうすると将来的にも住み続けたくなる。

そのために重要なことは、行政や業者は一緒に伴走するんだけども、あくまで地域の人が、地域の資源を用いて、地域のために取り組むこと。誰かにつくってもらうんじゃなくて、住みたいまち・ほしい居場所は自分たちで獲得するということです」

だからこそ芹ヶ谷公園の未来も、ここで〇〇したいと本気で思う人たちが主役になってつくっていきたいですね。そのための仕組みがMade in Serigayaであり、この日の交流イベント「パークミュージアムラボ」がその機会の1つ。今後もこのようなイベントは継続的に開催していきます。芹ヶ谷公園が好きな方、ここでやってみたいことがある方は、ぜひ参加して自分の思いを届けていきましょう。

第2部 みんなでディスカッション「芹ヶ谷公園で○○したい」

第2部ではテーブルごとに「芹ヶ谷公園でやってみたいこと」を話し合い、発表しました。そのハイライトを、園田さんのコメントと共にご紹介します。

【Aチーム】

三世代が楽しめる公園がいい/年代ごとに集まれる・楽しめる場所があるといい/例えば若者はガンガン音楽を鳴らしたり、子どもは遊具で遊んだり、年配者は静かにくつろげるようなゾーニングをする/ナイトミュージアム/世代や立場を超えて話し合える協議会をつくる(市民・公園利用者・団体・周辺住民など)/カブトムシを大事にしたい

【園田さんのコメント】

「芹ヶ谷公園は、イベントなどをして賑やかな場所もあれば、のんびりと長閑な場所もある。1つの公園の中にいろいろなシーンがつくれそうですね。それもこの規模があるからできることだと思います」

【Bチーム】

キャンプ/ヨガ/料理や建築のワークショップを学生さんたちとやってみたい/持ち寄り居酒屋/七輪/昼寝/奈良の灯火園みたいなキャンドルイベント

【園田さんのコメント】

「パークミュージアムの精神が芹ヶ谷公園全体に広がるような企画が良いですね。対象が子どもたちの企画もあると思いますが、子どもたちの自治を促すような仕掛けもあっていいと思います」

【Cチーム】

駅から遠いので目的がないと来ない、それをつくる/谷地なのでジップラインみたいなもの/巨大すべり台/芝生のゾーン

【園田さんのコメント】

「下から焚き火をして、上にターザンロープがあったら、原始集落みたいですね(笑)。いつも狼煙が上がっていて、それを見ると行きたくなるみたいな公園は面白いですね」

【Dチーム】

サウンドスケッチ(公園内のいろんな場所でいろんな音を聞いてスケッチをする)/夜のアトラクションで触感と音だけを頼りに風景を見ていく/親子で宝探し/花火やイルミネーションの力で、すみずみまで人が回遊するようにする/園芸好きの方に場所を貸して好きなものを育ててもらう&その植物について自ら語ってもらう/菜園をつくり、採れたものでマルシェ

【園田さんのコメント】

「たくさんやりたいことが出てきますよね。芹ヶ谷公園のプロジェクトが、私が主語になって何かをやるきっかけになるといいですね」

【Eチーム】

公園全体を使った脱出ゲーム/トランポリン/40年間手付かずの雑木林をなんとかする/版画美術館にある横尾忠則の作品を外に展示し、1枚だけ本物を紛れ込ませる

【園田さんのコメント】

「公園のことを相談するプロのパートナーがいると良いですよね。みんながそれぞれやりたい活動を実践する際には、いろんな人がいろんな思いで集まっているので、みんなを尊重するということが大事になってきます。芹ヶ谷公園なら、この広さと時間差を利用してそれを叶えることができそうですね。例えば休日と平日、朝・昼・夕方など利用する人が違ってきそうです」

参加者の声

最後に参加者に今日の感想を伺いました。

八王子でまちづくりに関わる男性は、

「八王子でもこういうことをやりたいなと思い、仲間6人と参加しました。園田さんのお話はすごく腑に落ちたし、同じテーブルで地元の人の生の声を聞けたのも参考になりました。地元の人は芹ヶ谷公園について『日常とイベント(非日常)の中間くらいの所を埋めるものがほしい』とおっしゃっていました。日本全国の公共空間でこういう参加型の取り組みをもっとやれると良いですよね」

1月26日の「FIRE MEETING」でMade in Serigayaを知り、今回も参加してくれた町田在住の男性は、

「高齢者支援の仕事をしていますが、こないだのイベントで、焚き火の隣に座っただけで初めて出会った人と会話やつながりが生まれたことが大きな気づきでした。何か交流拠点のようなことをやろうとした時、今までは建物内などハードがちゃんとした所でやらないといけない先入観がありましたが、意外と公園や空き地を活用できるのではと思いました。

子どもや高齢者のグループで活用できそうなアイデアもたくさん出ていましたし、多世代が来たくなる公園にしていきたいですね。今後もMade in Serigayaには参加していきたいです」

清瀬市から参加した、クラシック音楽の演奏家の女性は、

「町田は小さい頃、母に連れられて来ていて、今日は20年以上ぶりに訪れました。私はクラシックの音楽家で、公園でもっと音楽を聴いてもらいたいと思っています。いつもはコンサートホールだけでなく、プラネタリウムで演奏したりもしています。パークミュージアムフェスティバルのような場でも、ぜひ演奏したいですね」

町田の図師町にお住まいの男性は、

「桜美林大学の近くに住んでいます。自分が所有している里山があるのですが、1人では保全しきれず、何かみんなで活用できたらと思って参加しました。園田さんの『プレイスメイキング』のお話から多くのヒントをもらえました。特に印象に残ったのは『ルールじゃなくて自治』、誰が主体なの?という話です。みなさん遠くのまちからも参加されていて、公共空間への関心を感じました」

未来の芹ヶ谷公園は、誰かにつくってもらうのではなく、利用者である私たちがつくるもの。私が主語の「〇〇したい!」をみんなで持ち寄り、お互いの活動を尊重しながら自主的に公園の使い方を考え、芹ヶ谷公園の広さや時間帯をうまく活用して共存していく。そうすることで公園のあちこちにホットな活動・文化が育まれ、やがてそのPower of 10が芹ヶ谷公園全体を魅力的な文化拠点「パークミュージアム」へと進化させていくことでしょう。

その景色を実現していくためにも、ぜひMade in Serigayaへ、あなたの「〇〇したい!」をお寄せください。フェスティバルの運営メンバーも募集中です。

>>お問合せ先 made.in.serigaya@gmail.com

交流イベント「パークミュージアムラボ」も引き続き開催していく予定です。コロナ影響により延期となりました。次回は4/18に開催が決定しており、お申し込みを開始しました

イベントを楽しみにされていた皆様へ
新型コロナウィルスの感染拡大防止にむけた緊急事態宣言の発令も踏まえまして、Made in Serigayaにおいても、当面の間はリアルな場でのイベント開催を見合わせることとしました。活動をスタートした早々に、残念なお知らせをすることになってしまい大変心苦しいのですが、こちらの「パークミュージアムラボ#2」についても開催を延期いたします。再開時期については現時点では未定ですが、また公園でみんなで集まれる状況になりましたら改めて実施できればと考えております。何卒ご理解のほどよろしくお願い致します。 

当面の間の活動として、オンラインで芹ヶ谷公園を一緒に考えていくことができる取り組みを近日スタートする予定です。こんな状況だからこそ、家の中からも芹ヶ谷公園の未来を一緒に考え、盛り上げていくことができる楽しい機会を作れれば!と思っております。ぜひ、みなさまにもご参加いただけますと幸いです。また元気に笑顔で芹ヶ谷公園で会えるを楽しみにしております。

>>【コロナ影響により延期】イベント詳細&お申し込みはこちら:新しい森林浴に学ぶ 自然を楽しむ都市暮らし MadeInSerigaya パークミュージアムラボ#2

Made in Serigayaとは?

パークミュージアムの実現にむけて、様々な“公園で〇〇したい”という声を集め、実際に実験的な取り組みをおこなっていく市民参加型プラットフォームが「Made in Serigaya (メイドイン芹ヶ谷 )」です。ここから生まれたアイデアやプロジェクトは、実際にパークミュージアムの取り組みのなかに引き継がれていくことを目指します。芹ヶ谷公園から市民が主体となって町田の文化や自然の魅力を発信し、さらに芹ヶ谷公園から新しい文化を生み出していこうという思いから「Made in Serigaya」と名付けました。

パークミュージアムフェスティバル2020(仮)とは?

Made in Serigayaでは、活動のアウトプットの場として公園活用の実証実験イベント「パークミュージアムフェスティ バル 2020(仮)」を 2020 年 7 月に芹ヶ谷公園で開催することを目指して活動を展開していきます。「パークミュージアムフェスティバル 2020(仮)」は、町田の多様な文化芸術の活動や公園の豊かな自然を体験しながら学び楽しむことができる体験型の活動を、実際にみんなで持ち寄ったり企画したりしながら公園で実践してみることを目的としてイベントです。普通の公園ではなかなか実現できないけれども、まちの人々の主体的な活動が公園の魅力となって新しい文化を創造していく「パークミュージアム」だからこそ実現できる様々な取り組みが一堂に集まる特別な日にしたいと考えています。

Made in Serigayaに、あなたの「公園で〇〇したい!」をお寄せください。また、パークミュージアムフェスティバル2020(仮)の運営メンバーも募集中です。

>>お問合せ先 made.in.serigaya@gmail.com

今回のスペシャルゲスト

園田聡
有限会社ハートビートプラン/認定NPO法人日本都市計画家協会理事
1984年埼玉県所沢市生まれ。2009年工学院大学大学院修士課程修了。商業系企画・デザイン会社勤務を経て、2015年同大学院博士課程修了。博士(工学)。2016年より現職。専門は都市デザイン、プレイスメイキング。現在は、大阪・東京を拠点に全国各地でプレイスメイキングの理念・手法を用いた実践・研究に取り組んでいる。

著書に「プレイスメイキング 〜アクティビティ・ファーストの都市デザイン」(学芸出版社)。

協力

あした農場」さま

今回予定していたBBQ交流会に使用するためのおいしい無農薬野菜を届けてくださいました。この日は雨天のためBBQ自体は実施できませんでしたが、加熱調理をした上で参加者の皆さんに配布させていただきました。ありがとうございました。

COLLABORATION PARTNER