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【レポート&動画】野外シネマは「参加する」から「創る」へ。全国を旅する移動映画館と考えるこれからの映画の楽しみ方

2020.08.06

▼イベント動画を視聴できます。レポートと合わせてお楽しみください

町田シバヒロオンラインイベント|野外シネマは「参加する」から「創る」へ。全国を旅する移動映画館と考えるこれからの映画の楽しみ方▼詳細レポートはこちらhttps://www.facebook.com/yadokari.mobi/videos/971502923301379/◎イベントについて8月開催の野外映画館「芝生でごろんシネマ」開催にむけたオンライン作戦会議を開催します。ゲストレクチャーは全国を旅する移動映画館「キノ・イグルー」代表、有坂さんによる「これからの映画の楽しみ方」をお届けします。移動映画館「キノ・イグルー」代表 有坂 塁さんは、東京を拠点に全国のカフェ、パン屋、酒蔵から無人島や美術館、また6,500人が参加した東京国立博物館での野外上映会をされています。大胆かつ自由な発想で映画の楽しさを伝えていらっしゃる有坂さんに普段映画イベントを企画する際どのようなことを意識されているかや、映画を切り口にシバヒロでどういった遊びができるかなど伺ってみましょう。▼詳細レポートはこちらhttps://www.facebook.com/yadokari.mobi/videos/971502923301379/

YADOKARIさんの投稿 2020年8月5日水曜日

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「町田の中心市街地には映画館がない! 映画館をつくってほしい」

そんなふうに思っている町田っ子も大勢いらっしゃることでしょう。でも最近は、映画を楽しむ場所は映画館だけとは限りません。各地でさまざまな「野外シネマ」が開催され、人気を集めています。

町田シバヒロでも、2019年に2回、大きなスクリーンを用意して野外映画を実施しました。シバヒロの広々とした芝生に、みなさん思い思いに敷物などを持参して、お友達や家族と夜空の下で一緒に映画を観たこのイベントは、主催した町田市も驚くほどの人気となり、予定していた人数の何倍ものお客さんが集まりました! それほどまでにシバヒロと野外映画の相性は抜群だと言えそうです。

▼2019年11月に開催した、第2回「芝生でごろんシネマ」のレポートはこちら 

さて、今年も8月9日(日)に、シバヒロで「芝生でごろんシネマvol.3」を予定しています。その開催を前に、この野外上映の機会をみんなでもっと積極的に楽しもう! ということで、移動映画館「キノ・イグルー」を主宰し全国各地で野外上映を行っている有坂塁さんをゲストにお招きして、みんなでシバヒロでの野外上映を楽しむアイデアを考えるオンラインイベントを7月12日(日)に開催しました。

このイベントは、今年から町田シバヒロで始まった新プロジェクト「Ride ON シバヒロ」の一環です。「Ride ON シバヒロ」とは、町田シバヒロに市民が自分の「好き」や「やりたいこと」を持ち寄って、お互いにそれに「乗っかり合い」ながら、シバヒロでしかできない楽しみや感動を一緒につくっていこうという、どなたでも参加できる活動です。プロジェクトの名前も第1回のイベントで参加者のみなさんとアイデアを出して決定しました。

「Ride ON シバヒロ」における「乗っかり方」のルールはこの3つ。

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① イベントに好きを持っていこう!
② 小さなイベントを開催してみよう!
③ 共にイベントを企画・開催してみよう!
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8月9日(日)に町田シバヒロで開催する映画「ロケットマン」の野外上映に向けて、今回のオンラインイベントではみなさんからどんな「乗っかりアイデア」が生まれたのでしょうか? 有坂塁さんの素敵な移動映画の事例と共に、この日のイベントの様子をレポートします!

その場所でしか体験できない映画の時間を

有坂塁さんは、2003年から全国を旅する映画館「キノ・イグルー」の活動を開始。東京を拠点に全国のカフェ、パン屋、酒蔵、美術館、無人島などで、世界各国の映画を上映。その場所の良さを最も引き出す映画選びと仕掛けを大事にし続けている。

有坂塁さんは2003年に、中学の同級生だった渡辺順也さんと共に、移動映画館「キノ・イグルー(」を設立し、17年目を迎えます。その間、東京を拠点に毎週いろんな場所で映画上映を行ってきました。

有坂さん「映画館や家だけが映画を楽しむ場所じゃないですよね。僕たちは毎回オーダーメイドで、会場の方と一緒に、その場所でしか体験できない映画の時間をつくっています」

たくさんあるキノ・イグルーの上映実績の中でも、有坂さんが町田の私たちのためにセレクトしてくださった10個の事例をポイントでご紹介します。

CASE 01:目黒クラスカ屋上ルーフトップシネマ

写真提供:Kino Iglu

東京の目黒にある複合施設「クラスカ」の屋上で、キノ・イグルーが活動を始めた初期の頃から、もう11年も続いている上映会です。東京を一望できるこの屋上にはウッドデッキやベンチなどがあり、毎回80名〜120名ほどのお客様が来場します。(有料・予約制)

この空間の魅力は何と言っても、「都会の真ん中の屋上で映画が観られる」ということ。そのお洒落な雰囲気に似合う映画を、メジャーな作品だけでなくインディー寄りの作品からもセレクトしているそうです。

いつも見慣れた東京の街を上空から眺める新鮮さや空との近さ、クラスカの洗練された雰囲気が、特別感を倍増させてくれそうですね。

CASE 02:横須賀美術館で自然と共に観るシネマ

写真提供:Kino Iglu

クラスカと同じ年に上映会が始まったのが、海辺に建つ未来的な佇まいが魅力の、神奈川県の横須賀美術館です。ここでは8月最後の土日に無料で上映会を開催するのがお決まりになっていて、市民のみなさんが盆踊りや夏祭りと同じような感覚で集まってきます。

この横須賀美術館での野外上映の特徴は、スクリーンがメッシュ地であること。横須賀はウィンドサーフィンのメッカとして知られるほど強い風が吹く場所なので、風圧で倒れないように特別なスクリーンを用いるのです。メッシュ地のスクリーンは、向こう側が若干透けて見えます。上映中の映画の中を、沖を行き交う船の灯りが横切って行くこともしばしば。映画館では絶対にあってはならないことですが、この横須賀の海辺だからこそ、それがまた格別な風情として感じられます。

横須賀の海と山の間にあるこの場所で、自然と共生しながら映画を観る。それがこの上映会の醍醐味となっています。

CASE 03:恵比寿ガーデンプレイスのピクニックシネマ

写真提供:Kino Iglu

東京の恵比寿ガーデンプレイスでは、実はキノ・イグルーが関わる前から野外シネマを実施していました。しかし、その時は椅子を設置していたので定員数が決まっており、限られた人しか観ることができませんでした。都会の中では貴重な開放感あふれるこの場所を、恵比寿ガーデンプレイス側から有効に活用してほしいという依頼を受け、キノ・イグルーでは人工芝を敷き詰めて、ピクニックのように好きな場所に座って映画を楽しめるようにしました。まさに「ガーデン」にぴったりですね

できるようになり、キノ・イグルーの手掛ける野外上映会の中でもかなり大規模のイベントになっています。

CASE 04:無人島シネマ

写真提供:Kino Iglu

参加者の持ち物は「懐中電灯」。沖合にある小さな無人島へフェリーで出発するところから上映会は始まります。これは、横須賀の海にある猿島という無人島にある、煉瓦造りのトンネルで開催した上映会です。100人限定、灯りもない無人島を、懐中電灯を頼りに会場まで移動します。そのシチュエーションからして特別すぎますよね! 否応なくワクワク、ドキドキ感が高まる映画体験になりそうです。

CASE 05:1泊2日、島の星空の下で観るシネマ

写真提供:Kino Iglu

静岡県の初島という自然の恵み豊かな島で開催する、1泊2日の映画イベントです。参加者はフェリーで島に入り、日中は海や山のさまざまなアクティビティを楽しみます。夕暮れ時になったらゆっくり温泉に入って、お部屋ごとにBBQなどで食事をした後、19時にこの広場に集まりハンモックやシートに陣取って、星空の下で映画「冒険者たち」を観ます。このイベントは雨天決行、雨が降り出しても雨具を装備してみんな必ず上映会に参加するのが決まりです。そうしているうちに、島を舞台にした冒険映画「冒険者たち」と自分自身がオーバーラップして、どこまでが映画で、どこまでが実体験だったのか分からなくなるくらいの深い体験をするのが、この島の上映会ならではの特徴です。

2日間以上の時間をどこか遠くまで旅したような、想像を超える体験ができそうですね!

CASE 06:マルシェ会場のテントシネマ

写真提供:Kino Iglu

多摩川の河川敷で開催されるマルシェの会場で実施した上映会です。「マルシェは、みんながあれこれ買いたい、食べたいなどの欲望を全開にして参加している場所だから、本来は映画を観るというテンションとは少し違うんです。だからこそ、大人12人ぐらいが入る小さなテントで、ちょっとしたお買い物感覚で観られる短編アニメを2本上映しました」と有坂さん。

移動サーカスのような可愛らしいテントの中を、マルシェの合間に、思わず子どもと一緒に覗いてみたくなりますね。

CASE 07:東京タワーの麓で観るシネマ

写真提供:Kino Iglu

カンヌを筆頭に世界各国で開催されている国際映画祭は、ご存知の方も多いと思います。東京でも「東京国際映画祭」が開催されていますが、その象徴となるような印象的なイメージビジュアル(写真)が無いのが関係者の悩みでした。その1枚となるような野外上映を、という相談を受け、東京タワーを背景にした上映会を開催しました。

この上映会は、予約なしで誰もが参加できるイベントでしたが、一つだけルールがありました。それは入場の際に、自分の好きな映画を3つカードに書いて、チケットがわりに首から下げるというもの。「この映画が好き」というだけで、日頃の立場や人間関係を一瞬で超えて共感し合える体験を、有坂さんは「映画の魔法」と表現します。カードを下げただけではなかなか話しかけられないシャイな日本人の性質も考慮し、コミュニケーションを円滑につなぐスタッフも配置しました。

東京を象徴するような場所に映画好きたちが集まり、映画をきっかけにつながり合う「映画好きにとっての天国」をつくりたかったと有坂さん。この日の景色が、世界に誇れる東京の映画文化を象徴する1枚になったことは言うまでもありません。

CASE 08:スクリーンが無いところから始まるシネマ

写真提供:Kino Iglu

神奈川県小田原市の旧片浦中学校の校庭で開催した上映会です。昼間は地域の人による「あおぞらカフェ」が開かれ、日没後にいよいよ上映会のスタート。この上映会は、客席に座ったお客さんが校庭にスクリーンが入場してくるのを迎えるところから始まります。地元の電力会社「片浦電力」の太陽光エネルギーを充電したトラックの側面にスクリーンがあり、自然エネルギー100%の電力で上映します。

有坂さん「ディズニーの『星に願いを』をBGMにスクリーンが入場してくるのを、みんなで拍手で迎えるんです。僕たちはふだん映画を観に行く時点で、そこにスクリーンがあるという前提でいるでしょう。でもその前提を崩すことでさらにワクワクするイベントになりました」

CASE 09:東京国立博物館で6500人以上が集まった最大級シネマ

写真提供:Kino Iglu

上野にある東京国立博物館で、次世代の博物館来場者を増やしたいとの博物館側の想いを受けて開催した上映会です。博物館には雰囲気の良い場所はいくつもありましたが、有坂さんはいろいろな場所をロケハンした末、正面に決めました。夜になると、ライトアップされた時代を感じる建物が池の水鏡に反射し、幻想的な光景となります。初回に用意した1000席に対し約4倍もの人が来場、最大で6500人ものお客様が訪れた、キノ・イグルーでも最も大規模なイベントになりました。

CASE 10:氷の映画館で観るシネマ

写真提供:Kino Iglu

北海道の層雲峡温泉で行われている、氷のオブジェを使ってまちを盛り上げるイベントの時に、氷でできたドームの中で開催した上映会です。気温はマイナス12度。長編映画なら凍えてしまいそうという寒さの中、短編映画を3本、全部で12分ほどの

寒さのあまりに途中で退出する人ばかりにならないように、よほど限界を感じた場合以外は必ず3本観るというルールをお客様にお伝えし、この極限状態の中でしか味わえない一生に一度の体験を共にしてもらいました。極端な非日常の体験だからこそ、強烈に記憶に残ることもあります。予想だにしなかった状況をどう楽しむか、そんな発想の柔軟さが、より豊かな時間をもたらしてくれるのかもしれません。

お客様の視点で、言葉にできない感動をつくる

写真提供:Kino Iglu

個性の異なる10個の事例の最後に有坂さんが、キノ・イグルーが移動映画館を行う時に大切にしていることをお話ししてくださいました。

有坂さん「僕たちは、自分たちが持つセンスやスキルを表現するのが仕事ではなく、その場所が持つ良い所を引き出して映画空間をつくっています。会場で流すBGMも毎回選んでいるし、前説も必ず行って『この人が届けてくれているんだ』ということを感じていただけるようにします。逆に、携帯の電源を切ってください、トイレは…というアナウンスは一切しません。なぜなら、それは言われなくても分かるからです。

今、開催する側・提供する側の都合でしていることが多すぎるように思います。観ている側がどういう気持ちになるのかという視点がもっと必要。芝生ではみんなが思い思いに楽しんでいいし、何かあった時には話しかけやすい雰囲気のスタッフがそこにいてくれる。こうした無言の信頼関係に基づく安心感は、数値や言葉にできないものだと思うんです。

目に見えない、言葉にできないものを、開催する側がどれだけ信じてやれるか。それを信じてやっているイベントは、終わった後『これが良かったです』なんて言葉にできないはずなんです。そういう『余韻』を残すイベントを僕たちはやりたい。町田シバヒロでの上映会も、みんなでアイデアを出して、伝説の上映会になるといいですね」

第2部:トークセッション

写写真提供:遠藤聡人さん

第2部では町田市役所職員の遠藤さんも加わり、中心市街地の小さな人工芝の広場で2017年から行っている「まちなかシネマ」の活動についてお話ししていただきました。

遠藤さん:「町田の中心市街地に映画館がほしいという市民のみなさんの声があることはもちろんよく知っていますが、映画館をつくるのってそんなに簡単じゃないんです。そんな中で、町田の市民広場をもっと盛り上げようという取り組みの一つとして、2017年のちょうど七夕の頃に夏祭りみたいなイベントとして始めたのが『まちなかシネマ』です。

手持ちの機材がプロジェクターなので昼間だと映らないため、明るいうちは広場で親子で参加できるワークショップなどをして、夜に映画上映。子どもたちが前のめりになって映画を観ているこういう風景をまちの中につくりたいなと思って、月に1回開催しています。最近は職員の手が回らず、昼間のワークショップまでなかなかできないんですが」

まちなかで親子一緒に気軽に映画が見られるこの取り組みは、親にとってもうれしいものですね。ワークショップなども、町田シバヒロの活動と連動して有志で応援できるといいのかもしれません。

写真提供:遠藤聡人さん

この後、有坂さんと遠藤さんが、野外上映に関する参加者からの質問に答えてトークセッションを繰り広げました。

Q1:映画作品はどのように決めていますか?

有坂さん「依頼主から『テーマを設定して選べませんか?』と言われることもあります。それももちろんありですが、そのテーマに沿ってみんなが楽しむことになってしまうのも、それは開催側の都合のような気がするんです。キノ・イグルーでは『場所の良さを生かす』ことを第1に考えているので、そこに身を置いて感じたことで選ぶ場合が多いです」

遠藤さん「私たちは親子で観てもらいたいのでアニメ作品が多くはなるんですが、現実的には著作権が絡むので上映できない作品もありますし、お金もかかります。その中でやれるものを一生懸命探してやっている、というのが実態ですね」

2019年8月に町田シバヒロで開催した野外上映会の様子。作品は「しあわせの隠れ場所」。

Q2:映画イベントでのいちばんのやりがいは?

有坂さん「映画を観ている人を見ているのが、いちばんの幸せです。映画を観ている時って、みなさん肩書きやいろんなものから解放されて、ありのままの姿で楽しんでいるんですよ。その良い表情を見られるのが最大の幸せです」

遠藤さん「昨年シバヒロで野外上映をした時、みなさんテーブルを持ってきて飲みながらとか、思い思いにその場を楽しんでくださったんですよね。それを見た時に、やって良かったなぁと思いました」

2019年8月に町田シバヒロで開催した野外上映会の様子。

Q3:いちばんヒヤッとしたことは?

有坂さん「上映中に雨雲レーダーを見ながら対応を考えている時とか、イベント直前に機材が壊れて音が出なくなった時とか、いろんなことがありましたが、極力、想定外を無くしていくことは大事かもしれませんね。全ては想定内になるように心の準備をしておくこと」

遠藤さん「準備不足でケーブルがなくて慌てて駅前に買いに走ったとか、昨年の野外上映で200人で募集したら1000人も来てしまって上司に怒られたとか(笑)」

参加者のチャットからの質問①:低予算で開催する場合のアイデアは何かありますか?

有坂さん「機材なども上を見たらキリがないですよね。ある程度の暗さが確保されている場所なら機材レンタルを安く抑えて、映画の権利料も3万円〜30万円くらいまで幅があるので、ある程度予算を決めてしまった方がクリエイティブに考えやすいかもしれません」

遠藤さん「まちなかシネマも、あるものでやろう、という所から始めました。プロジェクターは会議室のを使って。著作権がいちばんお金がかかるところなので、来場者の人数で著作権料を支払える『popcorn theater 』などのサービスを利用するなど、できるところから始めるのが良いと思います」

参加者のチャットからの質問②:機材はその都度レンタルしていますか?

有坂さん「キノ・イグルーでは室内機材は所有していますが、野外で使うものは環境や状況も大きく異なるので、その都度レンタルしています」

2019年8月に町田シバヒロで開催した野外上映会の様子。

Q4:映画イベント×〇〇なら何がしたい?

有坂さん「映画イベント×まち歩きですね。実際にキノ・イグルーが愛知県岡崎市のまち中を使って、6ヶ所のスポットで映画祭をした時に、お客様に映画のチケットと一緒にビールのジョッキをお渡しして、まちなかを歩いていただくことをしたんです。まちにはジョッキにビールを注いでくれるスポットも何ヶ所かあり、向こうからジョッキを持った人が歩いて来たら道で乾杯したり

して。まち歩きと組み合わせることで『このまちで参加した』ということが、よりフィジカル(身体的)に感じられるんじゃないかと思います」

遠藤さん「子どもたちにも参加型で楽しんでもらいたいなと思います。例えばポップコーンも自分たちでつくってもらうとか」

第3部:アイデアワークショプ

全体のポストイット

第3部では、オンライン上で5つのチームに別れて、「観たい映画」と「そこに掛け合わせたい企画」を考えていただきました。チームのイチオシ企画と共にご紹介します!

この日のオンラインイベント には「映画」をキーワードに、兵庫県や宮城県、アメリカから参加してくださった方もいらっしゃいました。

【Aチーム】

① ごろんシネマで観たい作品は?

ワンダー 君は太陽/ルディ 涙のウイニング・ラン/サイドウェイ/スター・ウォーズ/サウンド・オブ・ミュージック/スタンド・バイ・ミー/ニュー・シネマ・パラダイス/リメンバー・ミー

② 企画の掛け算をしよう!

ワイン試飲会/歌/ラグビー/手作りロケットワークショップ/映画に出てくる食/ドレスコード/クリーン活動/子どもは遊び、父は昼寝/4DX 雨を降らす/突風を吹かせる

③ チームのイチオシ企画!

・コスプレコンテスト! 映画のエンドロールの時にみんな出てくる。それを撮影する。

・移動動物園×映画

・4DX野外シネマ

【Bチーム】

① ごろんシネマで観たい作品は?

グーニーズ/アルマゲドン/ナルニア国物語/レディ・プレイヤー

② 企画の掛け算をしよう!

島/天体観測/ロケット/仰向けで見る/歌う・ライブ応援/クラフトビール /BBQ/流しそうめん/自撮りをスクリーンに映す/音楽/盆踊り

③ チームのイチオシ企画!

シバヒロを島と捉える島映画フェス

【Cチーム】

① ごろんシネマで観たい作品は?

Shall we ダンス?/レ・ミゼラブル/セトウツミ/ミッドナイト・ラン/シング/舞妓はレディ/ラブ・アクチュアリー/ムトゥ 踊るマハラジャ/リメンバー・ミー/ベイブ/蜜蜂と遠雷/太陽の少年

② 企画の掛け算をしよう!

ドライブインシアター/東京映画食堂/ゾンビが本当に出る/ミュージカル映画後に生バンド/生のオーケストラをバックに映画上映/インド映画+インド料理+踊り/中国映画+中国屋台/感想をその場でシェアする

③ チームのイチオシ企画!

インド映画+インド料理+踊り/東京映画食堂

【Dチーム】

① ごろんシネマで観たい作品は?

スター・ウォーズ/バック・トゥ・ザ・フューチャー/ウエスト・サイド・ストーリー/ラ・ラ・ランド/サウンド・オブ・ミュージック/ホーム・アローン/天気の子/クリスマス・レクチャー/チャップリン/ナイトメアー・ビフア・クリスマス

② 企画の掛け算をしよう!

足つぼ/副音声作成/アーカイブカメラ/影絵/空にスクリーンを張る/ドレスコード/仮装/プール/オンライン同時視聴/バーテンダー/うんちく副音声/選んだ経緯のシェア/映画に登場する食べ物/謎のドリンク/ウェルネスシネマ

③ チームのイチオシ企画!

ウェルネスシネマ/副音声作成

チームE発表者(潮田さん)

【Eチーム】

① ごろんシネマで観たい作品は?

フォレスト・ガンプ 一期一会/リバー・ランズ・スルー・イット/時をかける少女/フィールド・オブ・ドリームス/くもりときどきミートボール

② 企画の掛け算をしよう!

相模原×町田 おすすめ1品持ち寄り つくり合うのも良い/ゴミ拾い/ポップコーン外せない・センターにポップコーン機/上映作品に出てくる食べ物を持ち寄る/ドレスコード/ポップコーン×コーラ/グループに分かれてチャットで感想をシェア/映画と現実がリンクするのを五感で体感/応援上映や、ユニバーサルスタジオのホラーナイト/何かしら持ち帰りたい/オリジナルグッズ

③ チームのイチオシ企画!

ポップコーン外せない・センターにポップコーン機/オリジナルグッズ

8月9日(日)は町田シバヒロで野外上映会×天体観測!

今回のオンラインイベントでは、兵庫県や宮城県、そしてアメリカからも参加してくださった方がいました。改めて「映画」の持つ引力・魅力を感じさせられますね。

最後に有坂さんが、私たちにメッセージをくださいました。

「例えば絵画や音楽などの他の芸術に比べると、映画はまだ歴史が120年ほどしかありません。だから、今の映画鑑賞の環境が答えだと思っている方が不自然なんじゃないかと思います。これからの映画の100年をつくっていくのは、特別な誰かではなくて、みんなの小さな試みではないでしょうか。町田シバヒロでのみなさんの今後を楽しみにしています」

8月9日(日)18:30〜21:00、町田シバヒロにて「芝生でごろんシネマ vol.3」を開催します。参加無料、上映映画は「ロケットマン」です。どんな上映会になるのか楽しみですね!

また、この日のオンラインイベントの参加者の方から出た「天体観測」のアイデアが、早速「Ride ON シバヒロ」の乗っかり企画第1弾になりました! ぜひご家族やお友達と、自分たちの楽しみたいスタイルで、夏の夜の野外映画&天体観測に「Ride ON」しに来てください。

▼8月9日(日)18:30〜21:00/芝生でごろんシネマvol.3 映画「ロケットマン」イベント詳細 

▼8月9日(日)21:30〜22:00/惑星と夏の星座をさがす天体観望会 〜町田シバヒロで宇宙を感じよう!Ride Onシバヒロ イベント詳細 

◎今回のスペシャルゲスト

有坂 塁(ありさかるい)さん

2003年に中学校の同級生、渡辺順也とともに移動映画館「キノ・イグルー」を設立。東京を拠点に全国のカフェ、パン屋、酒蔵、美術館、 無人島などで、世界各国の映画を上映している。2016年からは映画カウンセリング「あなたのために映画をえらびます」や、思いついた映画を毎朝インスタグラムに投稿する「ねおきシネマ」をおこなうなど、自由な発想で映画の楽しさを伝えている。 HP http://kinoiglu.com Instagram @kinoiglu

遠藤 聡人(えんどうあきひと)さん

町田市経済観光部産業政策課 担当課長。1977年、横浜市のはずれ生まれ(海の無い丘横浜)。以来同じ町内で暮らす。 -全く面白い経歴がないため割愛- 2000年、町田市入庁。教育委員会学校教育部指導課、企画政策課、交通安全課、都市政策課を経て2016年4月に産業観光課(現産業政策課)に着任。 2019年から現職産業政策課では一貫して中心市街地の活性化を担当している。趣味は風景写真撮影だが、近頃は自宅の裏の竹藪の手入れに追われて全然できていない。家族は、妻と3人の子ども(高2、中1、小2)。

〔まちなかシネマについて〕 2017年に中心市街地活性化チーム職員の発案による「まちなかシネマ」を試験的に開催する。以来、2018年から気候がいい時期を中心に「まちなかシネマ」を継続的に開催している。2020年度は、7月から10月まで月2回の開催を予定している。

◎「Ride ON シバヒロ」について

「Ride ON = 乗っかる」

町田市役所本庁舎跡地につくられた、芝生しかない期間限定の遊び場「町田シバヒロ」。 2020年、この場所で新しいプロジェクトが始動します! キックオフイベントを通じてみんなで決めたプロジェクトの名前は、「Ride ONシバヒロ」。この名前には、お互いの“好きな事”や“アイデア”に乗っかりあって、ここでしか起きない“何か”を作っていこう! という想いが込められています。初めての事や慣れない事でも、とりあえず一度乗っかって、誰かの好きを自分の好きに変えてみよう! その先にはきっとシバヒロならではの感動が待っているはず。始めて来る方でも勿論大歓迎!「Ride ONシバヒロ」に乗っかって何かを始めてみませんか?

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