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【レポート】MACHIDA SOTOASOBI EXHIBITION 子どもと大人が一緒に楽しめる、新しい外遊びが大集合!

2021.12.03

総面積5700㎡という広大な芝生が広がる「町田シバヒロ」。
そんな広々とした場所を活用して、子どもも大人も一緒に楽しめる新しい外遊びを! ということで、10月16日(土)に「MACHIDA SOTOASOBI EXHIBITION」が行われました。

野ゲーの会のみなさんのご協力を得て、まだ世の中にほとんど知られていないフリスビーや巨大アナログゲームを使った遊びなど、10種類以上が登場。また、ボードゲームや、今人気が高まっているモルックも体験できるとあってたくさんの人がシバヒロを訪れました。
そんな大賑わいとなった「MACHIDA SOTOASOBI EXHIBITION」の模様をレポートします。

雨模様なら、ボードゲームを楽しもう!

この日のシバヒロは、どんより雲から今にも雨がこぼれ落ちそうなお天気。
ということでスタート時はテント内のボードゲームが人気でした。

大人も子どもも一緒になって説明を聞いて、ゲームにチャレンジ!
こちらはサイコロを振って出たパーツを自分の手元、もしくは中央に積んでいき、最後まで崩さずに残っていた人が勝ち、というもの。

サイコロでどのような形が出るか、積み方や、ちょっとした気の緩みで崩れてしまうので、集中力が必要。白熱した戦いが繰り広げられていました。

続いてこちらは「クラッシュオクトパス」というゲーム。

巨大タコの襲来を潜り抜けながら、フラッグでパーツの「積み荷」を弾いて、自分の船にぶつけていきます。船にぶつけることで積み荷を載せることができるのです。

「積み荷」を狙って弾くという技術だけではなく、さまざまなオプションがあり、一筋縄ではいかないゲームです。子どもはもちろんのこと、大人だけでも盛り上がること間違いなし!

初めて見るゲームに大人も子どももワクワク!

天気が回復してくると、自然とテントの外へ。
とは言っても知らないゲームばかり。ゲームを作った野ゲーのみなさんの解説のもと、それぞれ挑戦していきます。

・スウィングノッカー

振り子のようにぶら下がった木の玉を相手の棒に当てて倒していき、自分の棒が最後まで残ったほうが勝ち! というシンプルなゲームです。
しかし意外と木の玉が思ったように動いてくれなかったり、相手の棒にぶつかったことで軌道が変わり、自分の棒にぶつかって自滅……なんていうことも! しっかりと狙いを定めて……自然と真剣な表情になってしまいます。

・生き残り島

毎ターンごとに数字と色のついた島が沈んでいき、指定される色の島に足を置けなくなったゲームオーバー! 最後まで島に立っていられた人が勝ちになります。
スリルのあるゲームに子どもたちが大はしゃぎする声がたびたび響いていました。

・グラスホッパー

足元にあるバッタに見立てた三角のボードにボールを当て、ドラム缶に入れるゲーム。ボードの角度を変えることで、ボールの軌道が変わります。たくさんボールを入れられた人が勝ち。2人以上で遊べることもあり、親子で、友だちグループで、と賑わっていました。

・ダイスウォッチング

数字が書かれたサイコロを順番に投げ入れていき、自分から見えた情報から、どのように数字が並んでいるかを予想して当てるゲームです。数字が見えなかったり、一投ごとに立っている位置を移動するので数字の位置を忘れてしまったり……一見簡単に見えるゲームですが、記憶力や反射神経などが必要になります。
子どもがどんどん数字を当てていく中で、大人が全く分からずに無言になる場面も……。

・コーンホールボード

自分の手持ちのお手玉を相手の足元にあるボードの穴にいくつ入れるか競うゲームです。1対1の対戦型でも、チーム対抗でも楽しめます。
接戦に他の参加者が集まってきたときも!

・ボッコンバラッカ

右手に棒を持って、左手は指で輪を作って隣の人の棒を通し、スタンバイOK。相手が動いたタイミングで左手の棒を引き抜くか、相手の気を逸らして右手に持つ棒を捕まれないようにするか、だけ。ですが、緊張感と駆け引きが必要となるゲームです。思わず相手を探り合い、気を逸らして……誰が勝つかは一瞬で決まります!

・ディスクゾーン

誰しもが一度はやったことがあるフリスビーにゲーム要素をプラス。フリスビーが枠の中を通るように投げて、一分間でできるだけたくさんのラリーを続けられるように協力して行うゲームです。コツを掴むと意外と続く!?

参加された方はみなさん全ゲーム制覇を目指して奮闘!
中にはお気に入りのゲームを見つけて何度もチャレンジ……という方もいらっしゃいました。

今、人気上昇中のモルックも体験!

フィンランドのカレリア地方の伝統的なkyykkäというゲームを元に、Tuoterengas社(フィンランド)によって1996年に開発されたスポーツ、モルック。
簡単なルールで老若男女問わず、気軽に楽しめるということで、注目を集めています。そんなモルックを広める活動をされている「モルック町田」さんのご協力のもと、体験会も実施されました。
モルックに挑戦するのは初めてという方がほとんどでしたが、みなさん始めると夢中に!

「知らないゲームがたくさんできたので、僕自身もモルック以外も楽しかったです(笑)
モルックのほうも、先日のイベントでやった方が今日もやるからということでまた来てくださって、つながっている感じがして嬉しいですね」(モルック町田・たかっちさん)

参加者の声

参加されたみなさんに、「外遊び」の感想を伺いました。

この日、一番乗りでシバヒロにやってきてくれた男の子ふたり。ボードゲームから野ゲーまで楽しみつくしてくれました。
感想を聞くと、「楽しかった!」「どれも面白かった!」と笑顔。最後は二人でフリスビーを使った技を披露しようと奮闘!

シバヒロにはたびたび訪れるというママとお子さん。
「シバヒロでイベントを検索していたら見つけて。『楽しそうなことしてるな』と思って来ました。シバヒロは遊具とかはないけど、こういう新しい遊びが体験できるのは良いですね。子どもも自由にのびのび楽しそうでした」

レクチャーを受けながらいろんなゲームに参加してくださっていたこちらのご家族。
「どれもよく考えられたゲームだな、って思いましたね。大人と子ども、どちらが強いとかもなく、運動が苦手でもそういうの関係なく勝負できるのは、フェアですよね」
「楽しかったです。それぞれのゲームの見た目も木を使っていてオシャレでいいですね」
「頭も使いますよね。騙し合いみたいになるゲームもあるんですけど、こちらの目論見がバレたときはちょっと恥ずかしかったり……それも含めておもしろいなあ、と思いました」

大人も子どもも楽しめる外遊びを

最後にお話を聞いたのは野ゲーの会のみなさん!

普段はそれぞれがグループで、ボードゲームを制作し販売をしているみなさん。そんなグループが集まって結成されたのが野ゲーです。

「今回やったような外遊びはもともとやりたかったこと。じゃあ考えて作って、試しにやってみよう! と今年の冬にテストイベントを身内でやっていたのがきっかけでスタートしました。最初は大人に楽しんでもらえるゲームを、と思っていましたが、お子さんたちにも楽しんでいただけています」

本格的なスタートは今年の4月からですが、すでにいろんなところから「アクティビティをやってくれないか」とお声がかかっているといいます。
キャンプ場などに出張イベントで行ったり、野ゲーのレンタル、また会場や企画に合わせたオリジナル野ゲーの制作も行っていらっしゃると言います。
シバヒロでの初めてのイベントはどうだったのでしょうか。

「ボードゲームと違って、野外だと天気などのトラブルもあるんですけど、野外にとにかく慣れていなくて。今はちょっとずつ知見を貯めているところです。
今日は天気が悪かったので、雨でもできるものをもう少し考えないと、とか、ゲームの道具も濡れても大丈夫な状態にしておかないと、などまた新たな課題の発見がありましたね。
シバヒロの場所自体はすごくやりやすかったです。機会があるならまたやらせていただきたいな、と思います」

あなたもシバヒロにRIDE ON!

参加者の方からも「またやってほしい!」という声が上がっている今回の外遊び。早くも第2回に期待が高まります。

家に籠っている時間が長かったからこそ、外でみんな一緒に遊べる機会はとても大切なものだと改めて実感した方も多いのではないでしょうか。
このようにぜひ「みんなでやってみたい!」「こんなことをやったら楽しそう!」というアイディアを形にしてみませんか? あなたのRIDE ON、いつでもお待ちしています。

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