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【レポート】RIDE ON シバヒロ 2021 星空シバヒロピクニック 天体観望会、宇宙一箱古本市etc. 町田で宇宙を感じる!

2022.03.23

冷たく凛とした空気の中、夜空に視線を移すと輝く星が。

星を観るには絶好の11月20日、星空シバヒロピクニック天体観望会が行われました。

段ボールプラネタリウムを作ろう!

観望会に先だって行われたのが段ボールでプラネタリウムをつくるワークショップです。
教えてくださるのは江川英明さん。
同日に行われた宇宙一箱古本市でも出店してくださっており、まさに宇宙漬けの1日です。

それにしても、段ボールでプラネタリウムをどのようにしてつくるのでしょうか。
事前に申し込んでくださったみなさんが集合したところで、ワークショップスタートです!
まずは江川さんからプラネタリウムの作り方をレクチャーしていただきます。

必要なものは
・小さめの段ボール箱
・アルミホイル
・星図の型紙
・セロテープ/カッター/はさみ
・穴を開ける針やボールペン
だけです。

まずは、段ボールの上にアルミホイルをシワにならないように敷き、その上に星図の型紙を置いて、四隅をセロテープで固定します。

そして、星図の上から穴を開けていきます。大きめの穴はボールペンなどで、小さい穴は針で……

自分の指を刺したりしないよう、親御さんに見守ってもらいつつ、真剣な表情で穴を開けていきます。
「やり始めると集中しちゃいますね……」と小学生の娘さんと一緒に参加されたママさんもいらっしゃいました。
穴を開け終えたら、今度は段ボール箱の片側だけを組み立てて、中央部分に5センチ四方程度の四角い穴を空けます。

反対側はフラップを中に折り込み、型紙を外したアルミホイルをピンと張った状態でセロテープを貼り付けます。破いてしまわないように慎重に……。
簡単ですが、丁寧に優しく扱うことが必要です。アルミホイルを貼り付けたら完成!

暗い場所で、四角い穴からスマホの灯りや懐中電灯の光で照らすと、天井に星空が映し出される……という仕組みになっています。

参加者の皆さんからは、
「簡単でびっくりした!」
「家に帰ってから試してみるのが楽しみです」
という声がありました。

星図を変えれば、季節ごとの星空をおうちで楽しめるのが嬉しいところです。

教えてくださった江川さんは、「楽しかったですね。簡単ですけど、家でやってみたら綺麗なプラネタリウムになるんですよ。ただ、アルミホイルは破れやすいので、持ち帰りだけは気をつけてほしいですね(笑)」とのこと。
おうちにある材料でできるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

星空シバヒロピクニック天体観望会スタート

日も暮れてきた17時半から、星空シバヒロピクニック天体観望会がスタートです!
開場時間になると、受付に続々と参加者のみなさんがやってきてくださいました。


この日の町田シバヒロからは土星と木星、金星を観ることが出来ます。
それぞれ観察できるように、望遠鏡は3台ご用意。
開始直後から、それぞれの望遠鏡に長い列ができていました。
日々、何気なく見ている夜空も、望遠鏡で覗くと全く違ったものに見えます。
望遠鏡を覗いて、「わあ!」と声をあげるお子さんの姿もありました。

参加者の方々からは、
「シバヒロは近所なのでよく来るのですが、昼に今日観望会があると聞いて来ました。土星に感激しました!」
「土星の輪ってちゃんと見えるんだ! と思って感動しました」
……と土星が大人気。

中央に設置されたテントでは『星空の学校~École Étoile~』のメンバーが撮影した星空写真の投影が行われました。
町田ではなかなか見ることが出来ない、満天の星や、望遠鏡を使って撮影した月、星雲など、宇宙の美しいワンシーンを食い入るように見ている方も。

更に、会場にはOkei coffeeのキッチンカーが来てくださり、温かいコーヒーでホッと一息。
温かくておいしいコーヒーと、ラテアートに心も体も温まります。

 

美しい月に大人もワクワク!

後半からは月を観測する望遠鏡も。

前日の11月19日は満月ということに加え、部分月食もありました。20日の月も満月ではなくても美しい光を放っていました。

ママ、パパと一緒に望遠鏡で見た男の子は「綺麗だった!」と大興奮。
親御さんも「こんなに綺麗に見えるんだ、って感激しました。来てよかったです」とにっこり。
子どもも大人も望遠鏡を覗くという経験はなかなかないもの。お子さんたちはもちろんのこと、親御さんたちに笑顔が溢れていたのも印象的でした。

また、望遠鏡越しに月を撮影するという試みも行われましたが、これが難しい……!
それぞれ挑戦してみますがなかなかうまくいきません。
でも、スタッフさんが撮ると輝く月のクレーターまではっきりと……!
なんだか特別なギフトをもらったような、ハッピーな気持ちになれますね。

 

夜のシバヒロでピクニック!

この日は、シバヒロが開放されており、自由に空間を満喫されている方も沢山いらっしゃいました。

「子どもたちがお友達同士で、みんなで一緒にきました。今日は昼間は芹が谷のほうで遊んでいて、そのままこっちに来たんです。ただ買ってきたものを食べてるだけなんですけど、楽し~!ってなってます」

遠くから見ていても、盛り上がっているのがよく分かりました。ご自身で持って来られたというランタンがまた良い感じです。

「寒いけど、ランタンを囲んでみんなでこたつに入っているような気持ちです。普段、夜に子どもたちは集まることがないので、それだけでワクワクしているみたい」

確かに、この日は夜のシバヒロを元気に駆けまわるお子さんの姿がたくさん! 「夜の公園」というだけでも、お子さんにとっては非日常の体験ですよね。

また、マット持参でゆっくりとくつろいでいらっしゃるご家族も。

「イベントがあるときとか、本当に子どもを走らせたいときにシバヒロには来ますね。夜もいいですね。気持ちいいです。
望遠鏡も初めて覗きました。紙媒体、画像媒体でしか見られなかったものが、実際に見られる、という体験はすごく楽しかったですね。認識の仕方の段階が変わるというか。概念で星綺麗だよね、だったのがあのちっちゃい光は木星って認識すると見方が変わったな、って」

ピクニックと、天体観望会、合わせて楽しんでくださったようです。

星を観たり、夜のピクニックを楽しんだり、気持ちが赴くままに走り回ったり。たくさんの人が思い思いに楽しんでくださったよう。
2021年の、秋の夜長の素敵な思い出のひとつになっていたら、これほど嬉しいことはありません。

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